2011年7月11日月曜日

ビートたけし志村けんと敵対 島田紳助ファミリー100人超え内部分裂

紳助は嫌いじゃないんだけど評判最悪だよね。まあ致し方ないところもあるにはあるけどさ

いまのテレビ界で『ファミリーにあらずして芸能人にあらず』とまで吹聴されているのが芸能界の最大派閥“紳助ファミリー”だ。
 その数、なんと100人以上。若手芸人はもちろんのこと、女子アナからグラドル、女優、果ては大物政治家までが名を連ねているファミリーの盟主は、長らくテレビ界の暴君として君臨している島田紳助(55)だ。

 紳助ファミリーがここまで大きくなった理由の一つが“再生屋”と呼ばれる紳助の知られざる一面。芸人ではなく、プロデューサーとして食えなくなった一発屋芸人や、スキャンダルで仕事を干された芸能人に救いの手を差し伸べてやるのだ。
 「このファミリーが“芸能界の駆け込み寺”と言われる所以です。紳助の番組で復活のチャンスを与えているんです。これまでも救われた芸能人は数十人規模になる。そのため、ファミリーのメンバーはますます膨らんでいったのです」(業界事情通)

 ちなみに、総勢100人を超える紳助ファミリーのメンバーだが、主に6つのグループから形成されている。
 その一つがファミリーの中核を成す“ヘキサゴン”グループだ。
 '05年から放映された『クイズヘキサンゴン・』(フジテレビ)のレギュラーメンバーが主な顔ぶれ。木下優樹菜、里田まい、スザンヌ、南明奈、矢口真里、misono、上地雄輔、FUJIWARA、アンガールズ、ラサール石井、クリス松村らが名を連ねる。
 2つ目が人気高視聴率番組『行列のできる法律相談所』(日本テレビ)から派生した“行列”グループ。
 ヘキサゴン同様、東野幸治、磯野貴理、松本志のぶ、えなりかずき、石田純一らレギュラーメンバーを中心に結束している。
 3つ目がダウンタウン、明石家さんま、笑福亭鶴瓶、雨上がり決死隊の宮迫博之、ブラックマヨネーズ、ピース、チュートリアル、レギュラー、などのお笑い芸人チーム。
 4番目が橋下徹・大阪府知事や丸山和也参議院議員、田原総一朗らが名を連ねる政治グループ。
 5番目グループが、AKB48、小林麻耶、藤原紀香、安田美沙子、小倉優子などの紳助喜び組。
 そして、ファミリーのトリを務めるのが紳助が一番、力を注ぎ込む芸能人再生グループだ。
 島崎和歌子、高木美保、波田陽区、ダンディ坂野、小島よしお、金剛地武志、井上和香、元アラジンの高原兄らがメンバーとして名を連ね、つい最近も不倫スキャンダルで芸能界を干された麻木久仁子が加入したばかりだ。

 ところが、最近になってやたらと漏れて来るのが芸能界最大派閥“紳助ファミリー”の崩壊危機。

ファミリーのメンバーが余りにも膨れ上がり過ぎて派閥抗争が勃発しているという。
 「東野幸治がポスト紳助の座を狙っているんです。紳助ファミリーのメンバーを勝手に集めては酒宴を開き、番組スタッフまで呼びつけている。また、最近、鳴かず飛ばずの上地雄輔がアーティスト活動に本腰を入れようと、紳助の許可を得ずにユニットの誘いをヘキサゴンメンバーにしているんです。以前なら絶対にあり得なかったこと。不思議なのは、紳助も何故か見て見ぬふりをしているんです」(放送作家)

 しかも、以前なら紳助の鶴の一声でいつでも馳せ参じたファミリーメンバーが中々揃わなかったり、番組キャスティングに関して発していた神通力も最近は衰えを見せている。
 「震災前までファミリーはグループに関係なく、いつでも集まっていた。それが最近は何かと理由をつけて来ないんです。若手芸人でさえこの有り様ですからね。中堅が来るはずがありませんよ。また、紳助が頼めば紳助の番組でなくてもファミリーのメンバーが動き、簡単に番組レギュラーやゲストとして送り込むことが出来た。これがファミリーの互助会という面も担っていたのです。ところが、最近は紳助の名前も通じない。メンバーがそれぞれ自分のことだけを考えるようになったり、明らかにテレビ界における紳助の地位が下がりつつあるんです」(テレビ局ディレクター)

今回、紳助ファミリー崩壊のきっかけを作ったといわれているのが、先の“ヘキサゴン”グループの内部分裂だったという。
 「最近、また番組視聴率が低下し、『10月を乗り越えられるのか』という話になっている。メンバーの心がバラバラになっているんです。そこにダメ押しをしたのが、メンバーの恋愛事情。木下がFUJIWARAの藤本敏史と結婚したことをきっかけに、スザンヌとソフトバンクホークスの斉藤和己投手の結婚を前提にした熱愛が発覚した。また、里田まいも楽天の田中将大投手と真剣交際中。ヘキサゴングループは崩壊寸前だ」(フジテレビ関係者)

 紳助が一番、面倒を見てきた再生グループ内にもゴタゴタが起きている。
 「紳助指名の若手芸人を各地に派遣する番組が『紳助プロデュース』(TBS)。しかし、沖縄に移住することが原因だったり、紳助のサイドビジネスの手伝いをさせられたりすることから、徐々に不平不満の声が上がり始め、分裂状態なんです。そこへ辛口コメントで“二発屋”として大ブレイクした有吉弘之がAKB48ならぬ一発屋芸人ばかり48人を集めたパフォーマンスユニット“IPG48”を結成しようとしているのです。若手芸人はこのユニットに心奪われています。番組で自分の離婚や恋人を暴露された磯野もファミリーからの離脱を模索している」(芸能プロ事情通)

 実は、ファミリーの内部分裂と平行して芸能界に噴出しているのが、紳助に対するバッシングだ。ここに来て一段と激しさを増しているのだ。
 「まずは、グラドルやアイドルを抱える芸能プロダクションが反旗を翻しているんです。セクハラ紛いの面接を繰り返し、ようやく紳助ファミリーに入ったものの、興味がなくなると番組に呼ばれなくなる。中には、引退寸前にまで追い込まれているアイドルやグラドルがかなりいるんです」(芸能プロ関係者)

 さらに、厄介な問題はテレビ界やお笑い界に“反紳助”を標榜して憚らないスタッフや芸人が相当数、存在することだ。
 「いまやフジと日テレは紳助王国といわれていますが、テレビ局は必ず世代交代する。現在、紳助の番組を担当しているディレクターやADが紳助を心酔していると考えるのは難しい。紳助はプロデューサーや演出陣としか口をきかず、下っぱスタッフには非常に厳しいんです。既に『俺がプロデューサーになったら絶対に使わない』と公言している局員はかなりいます」(番組制作スタッフ)

 紳助と犬猿の仲と伝えられているお笑いの大御所が、ビートたけし、志村けんの2人だ。

「たけしは、生放送中に芸人の“東京03”を恫喝したり、仲のいいタモリに対し、生放送中に『いつ引退するのか』と紳助が噛みついたことを異常なまでに激怒している。一方の志村は美女タレントの起用を巡って、絶えず紳助と争奪戦を繰り広げている。この2人の大御所に同調する芸人は紳助の番組に絶対に出演しない」(お笑い関係者)

 芸能評論家・蝦名康雄氏がこう指摘する。
 「紳助はかなりの小心者で、それは自身もわかっている。親分肌ではないのに、ファミリーを形成したことがそもそもの間違い。裸の王様だったのです」

 芸能界最大派閥といわれる“紳助ファミリー”の空中分解は時間の問題。同時に紳助時代はジ・エンド。