2011年2月8日火曜日

「有吉さん以外には…」。青木さやかとどん底時代の有吉の間に消せぬ過去。

放送を見たけど青木の売れてた時の天狗っぷりが露呈しちゃったね。番組の途中で帰るなんてハッキリ言うけどプロとして絶対にやってはいけない行為です。特に芸能界は礼節を重んじる世界なんだからその辺もう少し考えた方がいいかもね

毒舌芸人として人気の有吉弘行がお笑いタレント青木さやかとの知られざる因縁を明かした。

青木さやかは結婚、出産を機に芸能活動を一時休み2010年6月に活動再開している。しかし結婚前から「素敵な男性が現れたら芸人をやめるかも」と話していた彼女は、以前ほどの激しいキレ芸は見せなくなった。
そんな青木さやかが3月8日の「ロンドンハーツ」で「有吉VS10人の女たち」に登場して久々に有吉弘行と対決。芸とは思えない厳しい表情を見せることになった。

有吉弘行はいきなり「青木さやかのせいで番組を干されそうになった」と明かしたのだ。青木がメインの番組収録中に彼女が泣き出して帰ったというのである。
「帰っちゃったの?」とそれを聞いたMCのロンブー淳は呆れて笑っていた。
青木さやかもその事実は認めたが、当時の状況を説明して誤解を解こうとしたのである。
それは5年ほど前の青木メインの特番「with青木さやか」でのことだ。青木が突然連れて行かれたのが竜兵会のメンバーが飲んでいるところだった。
上島竜兵や土田晃之、そして有吉弘行といった当時はイマイチ売れていない芸人たちがそろっていたのだ。彼らは青木さやかに言いたい放題でシモネタも連発したようである。
青木さやかはそれに耐えられず「気持ち悪くなっちゃって帰っちゃったんですよ」とその心境を明かした。

有吉側から見ると、まず青木さやかが「『気持ち悪い』みたいな感じで泣きだした」ということから事態がおかしくなった。
周囲のスタッフは青木さやかに同情して、有吉に対して「お前、あっち行ってろ」とまるで悪者扱いをしたのだ。
有吉弘行が「進め!電波少年」で猿岩石として大ブレイクしたのが1996年で、その後人気は下火となり2004年には解散している。
ピン芸人として再起を図る有吉は、上島竜兵に世話になりながら売れない時代を過ごしたのがちょうどこの「with青木さやか」の頃なのである。

一方の青木さやかは2003年にあの「エンタの神様」でブレイクして人気芸人の仲間入りを果たし、2005年には写真集を出して話題となっていた。
有吉との因縁の出来事はそんな彼女の全盛期に起きたのである。つまり当時の2人の位置関係から考えると、青木の番組で今回の事態を起こした有吉弘行は下手をすれば「干される」恐れさえあったのだ。

青木さやかも『途中で放り出して帰ったこと』については「それに関しては、申し訳ない」と何度も詫びていた。
特に上島竜兵や土田晃之はその後一切その件に触れることはなく、彼女としても気にしていたのだ。
何度も詫びる青木さやかだったがなぜか「有吉さん以外には、申し訳ないと思ってる」と『有吉以外』を譲らないのだ。
有吉も当時、事件直後に食堂で会った青木が謝ったことを明かすと「謝り方が完全に売れっ子っぽい謝り方」だと未だに許せない気持ちを表現したのである。

国民的な人気者からどん底を経験した有吉弘行だけに、どん底時代に売れっ子芸人から受けた仕打ちが心に深く突き刺さっているようだ。ちなみに有吉がつけた青木さやかのあだ名は「顔デカ」である。
この2人、この日の番組中に歩み寄ることは無かったのだが、今後どう展開していくのか気になるところだ。