ノンスタイルは嫌いじゃない。井上のナルシストキャラはむかつくけど面白いのである。
スピード感のある石田明のボケと、テンポの良い井上裕介のツッコミでコントの面白さには定評のあるお笑いコンビ、NON STYLE。2007年までにお笑いの新人賞6冠を獲得、2008年に開催された「第8回M-1グランプリ」で優勝、「若手屈指の実力派漫才師」と呼ばれている。
漫才の実力は評価されるNON STYLEであるが、視聴者からの井上裕介へのイメージはあまり良いものとは言えないようだ。
Twitterや自身のブログ「みんなのアイドルになりたくて」ではたびたび失言を繰り返し、インターネットなどで批判を受けている。
「アシンメトリー」という髪型にはこだわりがあるようで、ゴルフの石川遼選手や東方神起のメンバーが自分のマネをしたとブログに書き、ひんしゅくを買ったりしている(東方神起メンバーについては向こうの方が先)。
以前には先輩の東野幸治が井上のTwitterでのつぶやきを取り上げ、自身のつぶやきで「ノンスタイル井上ナルシスト伝説」としてツッコミを入れたのが話題となった。
極め付けはTwitterでのナンパがバレたことだろう。
「ちょっと夜に仕事が入っちゃって、今なら会えるけど、新宿にいないよね?」と一般の女性に送ったメッセージから、井上がナンパをしているとTwitter上で話題になってしまった。その後すぐにこのつぶやきは削除されている。
去年の11月、男性用洗顔料「Dove MEN+CARE(ダヴ メンプラスケア)」と吉本興業がコラボした「顔を洗って出直してほしい芸人アワード」では、「ブサイクなのにうぬぼれ男」として、井上がグランプリに輝いた。
ここまできたら、芸風として完全に開き直り、さらなる嫌われ者の伝説を作ることで視聴者からの注目を集められるかも知れない。