2011年5月11日水曜日

「解散だ~っ」。活動再開したばかりのB.B.クイーンズに過去の格差が発覚、メンバーから不満も。

お金の話になると人間の醜さが露呈して本当にイヤになるよね。まあ、それもある意味では人間賛歌のひとつなんだろうけどさ

アニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディング曲「おどるポンポコリン」の大ヒットで知られるB.B.クイーンズが、今年から活動を再開している。同曲のヒットから約20年経つが、当時の収入に格差があったことをメンバーは知らなかったらしい。

B.B.クイーンズは1990年に実力派ミュージシャンを集めて結成されたグループだ。ボーカルの坪倉唯子と近藤房之助のインパクトが強くて一度見たら忘れられない風貌と歌声、そして「おどるポンポコリン」のコミカルな歌詞がウケて大ヒットとなった。
その後も「ギンギラパラダイス」、「夢のENDはいつも目覚まし!」(アニメ「クレヨンしんちゃん」オープニングテーマ)などを出しつつも1993年に活動を休止していた。

そのB.B.クイーンズが結成20周年の今年、活動再開して「おどるポンポコリン~ちびまる子ちゃん 誕生 25th Version~」をリリースした。メンバーは8人から4人となっているが坪倉唯子、近藤房之助は20年を経てさらにパワーアップした感さえある。
5月9日放送の「HEY!HEY!HEY!」にB.B.クイーンズが出演した際にMCの浜田雅功が「ポンポコリンがヒットして生活がガラッと変わったらしいね?」と尋ねたことから意外な事実が明かされたのだ。
「おどるポンポコリン」は当時、オリコン年間シングルチャート1位を記録、レコード大賞ポップ・ロック部門で受賞、紅白歌合戦にも出場して売れに売れており、CD大ヒット時代の先駆けとさえ言われた。メンバーが手にした報酬も相当な額に上るだろう。
ところがボーカルの坪倉唯子は「買取契約だったんですよ…」と残念そうに話した。買取契約は一定額の報酬で契約するのでヒットしてもしなくても手にする額は初めから決まっている。売り上げても印税は手に入らないのである。この場合は明らかに坪倉にとって不利な結果となった。
その話を聞いた近藤房之助が意外そうに「あれ、俺は印税権あったけどな?」と言ったから大変だ。坪倉は「解散だ~っ!」と不満を露にしたのだった。
今回の活動再開にあたり、彼らは20年前にメンバー間の契約内容の違いをはじめて知ったのだ。当然、今は納得のいく契約となっているはずだ。

実は近藤房之助は1999年のインタビュー記事で「テレビがなかったから『おどるポンポコリン』のヒットを知らなかった」と話している。コンビニで耳にしてその大ヒットをようやく知ったらしい。
彼はその後テレビを印税で買ったことを明かしている。