2011年4月17日日曜日

「日本を去ります! 」。デヴィ夫人のブログに共感のコメントが殺到。

色々な意味で日本は変わらざるをえないのではないかという気がするね。それはもうすでにみんなが気がついていることなのだと思うけど・・・どうなんだろうか?変わるのか?日本。

デヴィ夫人がブログで「日本には住めない」と記している。彼女は税務署に対して起こしている訴訟が敗訴となりそうだと明かし、この間膨大な税金を納めたことに対して不満を示した。

デヴィ夫人は日本に在住しているが国籍はインドネシアなのだ。そのことから税金に関して彼女や弁護士と日本の税務署との間で認識にずれが起きていた。
彼女はブログ「デヴィの独り言 独断と偏見」で4月12日に「私は日本を去ります! 原発の為ならず、日本の追剥のような税務署の為に」の中でスカルノ未亡人として10数年間海外で多数の企業に関わった時期から10年前に日本への在住を決意したことなど、これまでの経緯をこと細かに書いている。

日本に戻ったデヴィ夫人は日本国籍になるには帰化する必要があり「積み重ねたら20cm程の書類」の提出が必要だと知り、インドネシア国籍への未練もありそのままにしていたという。
これまでの海外での活動時期とインドネシア国籍であることが、デヴィ夫人にとって日本の税金がより分かりにくいものとなっていたのだ。
例えば外務省と法務省は彼女を日本に滞在する「非居住者」としながら、財務省は「居住者」扱いとしたのだ。そのため数年後にまとめて多額の税金が請求されてきた。
また、パリで住んでいた自宅を売却した際にフランスで税金を納めながらも日本の税務署からも課税された。弁護士は「国際法で二重にはかからない」と主張するが、日本の税務署は取り合わなかったのだ。

ある日デヴィ夫人に税務署が「申告漏れをすると名前が張り出されるのでマスコミに騒がれる」という理由で税務署側で申告書を作っておくと提案してきた。彼女も申告漏れが防げるならばと了解したのだ。
しかし、後になりそれは『修正申告』と『決定更正』という意味合いが大きく違うことだと分かり「税務署員に騙されてしまいました」と彼女は憤慨している。

そしてデヴィ夫人が最も悲しむのが会長を務めてきた「イブラ音楽財団」にコンサートの費用などを支援してきたことが理解されなかったことだ。
税務署は彼女がチケット代をとらずにコンサートを開催していることから「あなたの道楽に過ぎません」と贈与税を課税してきたのである。このため毎年行ってきたコンサートが次回からはできなくなった。
彼女は今後の人生を「恵まれないアーティストと動物愛護に費やそうと」思っていたが日本では無理だという。そのような思いもあり「日本を去る」との言葉に至ったようだ。
このデヴィ夫人のブログ記事には多くのコメントが寄せられており「思い直して欲しい」というものや「税務署に対する不満」を書いたものも見受けられた。
ただデヴィ夫人は東日本大震災の被災者で乳幼児を持つ母親へ「ミネラル・ウォーターを必要としていましたらこれからも送る努力は惜しみません」とも書いており、当面は日本にいる可能性もありそうだ。