2011年3月12日土曜日

エイベックスの“本業”不振

興味の対象として音楽はもう眼中にはないというのが本音ですね。ぶっちゃけ音楽業界事態がなくなる日が来るかもしれないというのがオレの見解。それほど現代の文化の中でくだらないものになりつつある。

●株主限定ライブが消える
 エイベックス・グループ・ホールディングスの業績が絶好調だ。2011年3月期の純利益は前期比494%増の58億円を見込む。携帯動画配信「BeeTV」の会員が単月黒字化の目安となる150万人に達し、販売管理費や宣伝費を減らす“リストラ”を徹底したことが業績を押し上げる要因となったようだ。
 しかし、それでも大喜びできないのがエイベックスの現状だ。“本業”の音楽事業部門の落ち込みが激しく、前期比で100億円以上の減収になってしまったからだ。
「かつてミリオンを連発した浜崎あゆみでも、昨年発売した3枚のシングルのセールスはいずれも10万枚がやっとでした。今年、オーストリア人の俳優と結婚したことで、さらに人気が下降しそうです。また、ICONIQ、GIRL NEXT DOORなど会社を挙げて売り出そうとした新人がパッとしないことも響いています」(音楽ライター)
 そして、エイベックスは98年の株式上場以来、ずっと続けてきた「株主限定ライブ」の中止を発表した。これは「レコード会社から総合エンターテインメント企業への脱皮」を打ち出すための戦略らしいが、素直に納得できない株主が多いのではないか。
「エイベックスの株主限定ライブは過去に安室奈美恵やEXILEなど人気歌手が多く出演し、毎年1万人を超える株主が集まる同社の名物ともいえるイベントでした。ここ数年、大物の登場が減ったとはいえ、楽しみにしていた株主も多いはず。音楽ファンの“エイベックス離れ”がさらに進みそうです」(市場関係者)
 大ヒットしたかに見えた「レッドクリフ」も実際は赤字で、エイベックスは映画製作から撤退した。新たな収益源が確立できなければ、ますますシビアな状況に追い込まれることになりそうだ。