2011年11月14日月曜日

ドロドロを反映? 『お願いランキング』の声優ランキングが不可解な結果に

声優というよりアニメ業界に興味がないのでまあどうでもいいっちゃどうでもいいかもしれないなあ

今回ツッコませていただくのは、11月12日に放送された『お願いランキングGOLD ヤング声優VSアダルト声優 プロが選ぶ! 本当にスゴい声優ランキング!!』(テレビ朝日系)。

 近年、萌え系・ちょいエロ系の深夜アニメなどが多いだけに、まずタイトルの「アダルト声優」の意味を一瞬勘違いしてしまったのはともかくとして。「ヤング声優」が「アダルト声優」を、「アダルト声優」が「ヤング声優」を選ぶというスタイルだったのだが、結果にはいろいろ謎の多いランキングとなっていた。声優オタクの人などからは「ヤング声優に、○○が入っていない」などとネット上で多数の名前が列挙されていたが、一般アニメファン基準では大いに謎だったのが、アダルト声優部門の方だった。

 誰もが知っている野沢雅子(『ドラゴンボール』孫悟空、『ゲゲゲの鬼太郎』鬼太郎、『銀河鉄道999』星野鉄郎、『怪物くん』怪物太郎など)が5位、三ツ矢雄二(『タッチ』上杉達也など)が8位には入ったものの、神谷明(『北斗の拳』ケンシロウ、『キン肉マン』キン肉スグル、『うる星やつら』面堂終太郎など)がなぜか13位どまりで、古谷徹(『巨人の星』星飛雄馬、『機動戦士ガンダム』アムロ・レイなど)は20位までにも入っていないという不思議なランキング。最近「物まね芸人が選ぶ、物まね芸人」番組などで、清水アキラらが無視されている状況を思い出してしまったが、声優界のいろいろなしがらみがあるのだろうか。

 さらに、「ヤング」と「アダルト」の分け方が、また微妙だ。『クレヨンしんちゃん』野原しんのすけ役(矢島晶子)が4位、『ポケットモンスター』シリーズのピカチュウ役(大谷育江)が6位など、確かに年齢的に「アダルト声優」なんだろうけど、作品的に「なんだよ、近年じゃん」と思ってしまうこともある(ネットの声優オタクの人には「昭和ネタはいいよ」と言われていたけれど)。

 でも、いちばんの闇を感じたのは、テレビ朝日の番組にもかかわらず、「声優界の寅さん」こと大山のぶ代の名前が全く出てこないこと。また、2位の小原乃梨子といえば、『ヤッターマン』ドロンジョもそうだけど、やっぱり『ドラえもん』野比のび太は必須だろうに、一切語られなかった。

 他にも、7位の永井一郎といえば、『YAWARA!』猪熊滋悟郎というより、なんといっても『サザエさん』磯野波平が代表だろうに、波平のことは一切話題にのぼらなかった。

ついでに、永井一郎といえば、『機動戦士ガンダム』のナレーションでもあるけれど、版権問題などで『サザエさん』や『ガンダム』は一切取り上げられず、『ドラえもん』の往年の方々は別の事情によって取り上げられなかったのだろうか。

 そんななか、現・スネ夫の声優をかつてのスネ夫声優が推していたことだけが、なんだか救われる気がした。ドロドロや闇の多い、不思議な番組だった。
(田幸和歌子)
『ぼく、ドラえもんでした。』


ドラえもんー、大人の事情を何とかして!!

2011年11月9日水曜日

【エンタがビタミン♪】糸井重里は絶賛。迫る狩野。超賑やか、でもけして「楽じゃない」有吉弘行のツイッター。

有吉は大好きだけどツイッターにまでお邪魔するのは気が引ける。難しいよね

お笑いタレントの有吉弘行のツイッターは、フォロワー数が70万人を超えるほどの人気である。有吉と芸人仲間同士のコメントのやり取りも、面白い内容で楽しめる。そんな有吉のある“つぶやき”を、コピーライターの大御所・糸井重里氏が絶賛している。

最近テレビ番組で「有吉さんを尊敬している。」と公言するお笑いタレントの狩野英孝が、必死にツイッターで有吉にモーションを掛けている。「距離を詰めてくるな!」と狩野を(表面上は)邪険に扱う有吉に、「別にいいじゃないっすか。」とめげずに食らい付いているのが狩野らしい。

そんななんとも賑やかなツイッターに、11月6日「野暮だ…言わないのだから聞かないのが粋ってもんだ。」と有吉がつぶやいた。これに対し「ほんと、名言だなぁ。」とコメントを送ったのがあの糸井重里であった。コピーライターといえば短文で表現するプロ。そのコピーライターの大御所である糸井氏から絶賛された有吉は、「赤面します…」と照れながらもお礼のコメントを返している。本当に嬉しかったのであろう。

しかし有吉のツイッターに寄せられるのは楽しいコメントばかりではない。同じ日には有吉に対して「楽して仕事してイイよな。世の中にはお前より不幸な人間が沢山いる。」などと自分の不満だけを吐き出すコメントも寄せられた。これには普段は“コツコツ、ブロック”しているという有吉が珍しく返答をしている。それがいかにも彼らしい“毒舌返し”である。興味のある方は、ぜひこのやりとりを直接ご覧になってほしい。余談であるが、このやりとりのあと「私も構って欲しい。」という様なコメントが、山のように押し寄せていた。少なくとも有名人がツイッターを運営するのは、けして「楽な仕事」ではないようだ。